第二回ベーカリージャパンカップ

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最終決戦に向けた戦いが繰り広げられました!(準決勝レポート:東日本地区準決勝において)

見事、一次審査で勝ち抜いた先鋭パン職人たちによる「ベーカリー・ジャパンカップ」の準決勝が中部地区を皮切りに、中国・四国・九州地区、東日本地区、関西地区の4地区で行われました。決勝戦(2015 MOBAC SHOW)に向けた最後の戦いです。
【調理パン】【菓子パン】【食パン部門】の3部門で、それぞれの持ち味を活かした技能が余すことなく披露されました。

ベーカリー・ジャパンカップとは?

日本におけるパン業界の発展や製パン技術の向上を目的に開催された、日本初の製パン技術選手権大会。全国各地のリテイルベーカリーや製パン技術者が参加し、パンづくりの技術やアイディアなどを競い合います。

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開会式(ガイダンス)

朝早くからはじまった準決勝。審査委員長からは「ただ早く造るのではなく、製造手順が理にかなっているか、食品衛生法に準じているか、お客さまへどうアピールするのか」など、総合的な製パン技術の大切さについてガイダンスでは語られました。

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調理パン部門

課題

【コンセプト】健康的で食欲をそそる調理パン
【制限時間】6時間以内
【種類・個数】種類は自由/3種類を10個ずつ

パンのみならず、使用する具材も大きな要素を持つ調理パン部門。今年は、二人一組で戦います。日頃から同じパン屋さんで勤務しているせいか息のあった作業で、限られた時間内にどんどん仕上げられていきます。

ありそうで今までになかった新しい発想のパンに出会えました。真剣な表情で調理パンを仕上げる姿にも美しさを感じました。

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菓子パン部門

課題

【コンセプト】子どもから大人まで好まれる、親しみのある菓子パン
【制限時間】6時間以内
【種類・個数】アンパン、クリームパン、メロンパンを20個ずつ

厚生労働大臣賞対象部門となる菓子パン部門。誰にも好まれ、親しまれる菓子パンという課題で、アンパンやクリームパン、メロンパンなどのオーソドックスな菓子パンづくりに挑戦した競技者。誰にも愛されてきた菓子パンだからこそ、一人一人の培ってきた技能と個性が顕著に表れます。

繊細なパンづくりの行程にオーブンで焼き時間や温度の調整に奮闘する姿も見受けられました。

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食パン部門

課題

【コンセプト】食事パンとしてふさわしく、国内産小麦のおいしさを伝えるパン
【制限時間】6時間以内
【種類・個数】ブルマン型食パン5本、レーズンパン10個

農林水産省大臣賞部門の対象(予定)となる食パン部門 。角食パンなどベーシックな題材だけに、スキルが厳しく問われる部門です。

各自、こだわりの国内産小麦を使用しているだけあり、生地をこねる機械のなかからは小麦のよい香りがプンと漂います。

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結果発表 | 見事、決勝進出を決めたのはこちらの方々です。計12名(順不同)

調理パン部門

東日本地区
土田 岬
西山 佳衣
株式会社ル・スティル VIRON渋谷店
東京都渋谷区
中部地区
前嶋 国明
瀧 瑞希
株式会社ウィンウィンPEATERPAN
静岡県
関西地区
東野 卓仁
増田 智一
株式会社フランクス
大阪府
中国・四国・九州地区
永田 浩二
河内 裕之
クラウン製パン株式会社
福岡県

菓子パン部門

東日本地区
清水 美咲
湯本富士屋ホテル
神奈川県
関西地区 1
宮田 顕
株式会社ブーランジェリーミヤタ
大阪府
関西地区 2
宇田 大希
株式会社イスズベーカリー
兵庫県
中国・四国・九州地区
久家 政勝
クラウン製パン株式会社
福岡県

食パン部門

東日本地区
小林 勇輝
株式会社ブリュス・アン
栃木県
中部地区
中谷幸司
ブーランジェリーボネロ
岐阜県
関西地区
岡嶋 和也
丸栄製パン株式会社
滋賀県
中国・四国・九州地区
芳野 健
株式会社木輪(キリン)
福岡県
 

準決勝レポート後記 (東日本地区準決勝において)

満を持して行われた準決勝。熱気溢れる会場で、出場者の真剣な思いが常時伝わってきます。出場者は事前の準備もさることながら、当日は慣れないオーブンなどを使用してのコンテストです。予想通りの仕上がりにならなかった出場者もいたようですが、審査委員の好評で「アウェーのような場所でも日頃の鍛錬によって実力を発揮できることが大切」と、競技会の意義に触れながら、日々の鍛錬の大切さを話していたのが印象的でした。次は、いよいよ幕張メッセでの決勝戦「モバック」です。全国から選抜された技術者が集結し、その腕を披露いたします。

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「ベーカリー・ジャパンカップ」決勝のご案内はこちらモバックショウ2015

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